大谷良太

「試作(シジャク)」大谷良太

細密画のような歌があり、小新(シャオシン) の告げる朝がある。きみの胸を流れる水の一縷、機械のように飛び起きる私。明けたことを、更に開けて行く。開いた扉を、更に開かれて行く。GODDESSONTHEDOORWAY.私は軋 […]

「SEASON-1」大谷良太

バス停から声が聞える。(開け放った光――、)私は洗っている、朝食の皿を、その手をしばし休め、水の落ちる光景に見入る。(スプーンとスプーンに弾ける、(白いマグの溢れる、 窓外の会話は続いている。(京都の路地について喋ってい […]

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